心の無意識を可視化するアート|ブルジョア展から得たインスピレーション
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いつも札幌大通りにあるオーガニックサロンhasamiをご利用いただき、誠にありがとうございます。 東京研修の最後に訪れたのは、現代美術の巨匠、ルイーズ・ブルジョアの展覧会でした。このブログでは、その感動と気づきについてお話します。
巨匠ルイーズ・ブルジョアの世界へ
ルイーズ・ブルジョア(1911~2010)はフランス生まれのアーティストで、個人の記憶や感情を大胆に表現した作品で知られています。中でも巨大な蜘蛛「ママン」は、不安や母性を象徴する代表作として有名です。彼女の作品は心理的な深みと独創性を兼ね備え、現代美術に多大な影響を与えています。
今回の展覧会のタイトルは、「地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」。 このタイトル通り、展覧会の空間全体が「地獄」という感情の世界観、不思議な感覚を与えてくれるものでした。
感じた重みと深み
作品を目の前にした瞬間、私が受け取ったのは、怒りや不安、鬱といった感情が重なり合うような、重苦しい世界観でした。それは単に「地獄」のような暗さだけではなく、私たちが普段は意識の中で抑え込んでいる感情が浮き彫りになっていくような感覚でした。
特に印象的だったのは、こうした地獄のような感情は、私たちの「無意識」の中に存在しているという気づきです。普段、私たちは意識の中で感情をコントロールし、バランスを取ろうとしています。しかし、ブルジョアの作品が示しているのは、「無意識」の中に潜む不安定さや感情の奥深さ。その世界を垣間見ることで、自分の中に眠る“見えない感情”に触れるような体験ができました。
作品を通じて感じたこと
ルイーズ・ブルジョアの世界は、無意識の感情を可視化する装置のように思えました。彼女の作品を通して、普段目を背けているような感情に出会い、意識と無意識の境目を確認できたような感覚がありました。
人は無意識に「地獄」のような気持ちを抱えることがあります。しかし、それを意識の中に引き上げ、自分で確認し向き合うことができるのだと、ブルジョアの作品が教えてくれました。心の深い部分に触れ、言葉にはできない感情を形にする彼女の作品には、強烈なパワーと美しさがありました。
東京研修の締めくくりに
この展覧会を訪れたことで、日々の忙しさの中では気づけない自分の内面や感情に改めて向き合うきっかけをいただきました。こうした研修や経験を通じて得た感覚や気づきを、これからのサロンワークにも活かしていきたいと思います。お客様一人ひとりと向き合い、髪だけでなく心にも寄り添える美容師でありたい――そんな想いをさらに深める時間となりました。
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